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LainのWeird展とは?いつからどこで見られる?有料?無料?参加方法は?

Lainとは、25年前にアニメ、ゲームとメディアミックスをして話題となったコンテンツ『serial experiments lain』のことです。

25年も経ち、その間に続編などの新しい展開も全くないのに、未だにカルト的な人気を保持し、ゲーム版には万単位のプレミア価格がつき、それでもなお新たなユーザーを増やしている稀有な作品です。

そんなLainが25周年を期して、『Weird展』という展示会を8月に開きました。

それも好評だったということで、11月下旬にまた再開すると言うのです。

不思議な世界観で根強い人気を残すLainの『Weird展』とは、いったいどんなものなのでしょうか。

目次
 

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Lainはどんな作品?

https://x.com/1998_lain

serial experiments lain』は、「アニメ」「グラフィック+テキスト」「ゲーム」と、主に3つの媒体で描かれたメディアミックス作品です。

アニメ版グラフィック+テキスト版は相互補完関係ですが、ゲーム版は他2作とはキャラクター設定等の他、登場人物やストーリーもかなり違います。

しかし、全作品で「岩倉 玲音(いわくら れいん)」という少女を主人公に据え、『存在は認識=意識の接続によって定義され、人はみな繋がれている。記憶はただの記録にすぎない。』という世界観、「集合的無意識」「ワイヤード(ネット)を介して個人が世界に遍在する」などの先見的なテーマ、「リアルワールドとワイヤードの境界があいまいになっていき、破滅に向かっていく」という方向性などは一貫しており、今も多くのファンを惹きつけてやみません。

アニメ版

テレビ東京系で、1998年7月7日~9月29日に放送されていました(全13話)。

主人公は、ゲーム版と同じ外観の「岩倉玲音」という少女です。

アニメ版では14歳で、はじめは地味な少女でしたが、NAVI(PC)を扱い始めてから異常な才能を見せ始める一方、以下のような玲音と同じ外観の存在が他に現れるようになります。

  • レイン 玲音の別人格。
  • lain ワイヤード上に現れる、全くの別の存在で、悪意の表れ。
  • れいん ワイヤードの女神的存在。玲音とワイヤードの関係等すべてを知っている。
https://x.com/1998_lain

グラフィック+テキスト版

ソニーマガジンズの『月刊AX』に、1998年4月号~12月号に連載されました。

アニメ版とゲーム版との橋渡しのような意味合いも持ち、作品のイメージや世界観などをグラフィックとテキストで表現したものです。

サブタイトルも、テレビアニメ版の各話サブタイトルと共通させてありました。

画集『オムニプレゼンス(遍在)―― lain 安倍吉俊画集』(ソニー・マガジンズ、1999年)にまとめられています。

ゲーム版

PlayStationで1998年11月26日に販売されました。

こちらも主人公は岩倉玲音ですが、幻聴などを理由に12歳から米良柊子という新人カウンセラーの元へカウンセリングに通い始めます。

ゲーム内容は、まずこのカウンセリングの録音記録がいくつか開示され、次にカウンセラー柊子の日記、その次に玲音の日記、やがて数分のアニメムービー、しばらく放置しておくと突如入る音声or映像情報など、種類が徐々に増えていきます。

しかし、これらはあくまでも断片的なもので、開示される順番も時系列が入り乱れており、さらには改ざんされたと思しきファイルまであるため、プレイヤーは困惑と疲弊を繰り返すことになります。

 

Lainの『Weird展』とは?

https://x.com/1998_lain

さて、この不思議な世界観の作品『serial experiments lain』が、25年の沈黙を破り開催する『Weird展』ですが、

その開催場所は、まさに『serial experiments lain』らしく、リアルワールドではなくワイヤード…もといネット上です。

開催時期

2024年11月29日から開催されます。

時間帯はまだ公表されていませんが、2024年6月20日に開催したときは日本時間夜20時にオープンしたようなので、今回も同じ時間帯なのではないかと考えられます。

開催場所

開催場所はネット上。

VRchat上で開催されます。

参加方法

『Weird展』に入場するためには、アプリをインストール、使用するための端末と、VRchatのアカウントが必要です。

対応端末

  • PC
  • Meta Quest 2 または Meta Quest 3などのHMD
  • Android端末
 

Lainの『Weird展』参加方法

『Weird展』は、以下の手順で参加することができます。

VRchatアカウント登録

VRchatのアカウントを登録しましょう。

https://vrchat.com/home/register

VRchatのダウンロードとインストール

仕様端末にVRchatのダウンロードとインストールが必要です。

PC

Steamプラットフォームから、まずはSteamクライアントをダウンロード、インストールします。

次に、Steamクライアントを開き、「VRchat」を検索し、ダウンロードします。

Meta Quest 2 または Meta Quest 3

Oculus Storeで「VRchat」を検索し、ダウンロード、インストールします。

Android端末

Google Play StoreHuawei AppGalleryで「VRchat」を検索し、ダウンロード、インストールします。

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

VRchatにログイン

VRchatクライアントを開き、VRchatアカウントでログインします。

『Weird展』に入場

VRchat内のワールド検索で『Anique Museum』を検索し、入場します。

『Weird展』は、以上の手順を踏めば、誰でも何度でも無料で入場できます。

Lainの『Weird展』の内容

『Weird展』は、以下のような空間を楽しむことができます。

不気味な通路 / Weird Corridor

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

アニメ本編の様々なシーンを集めた空間です。

ディスプレイタワー / Display Tower

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

PCを繋ぎ合わせて一つの樹のような形にした巨大な3Dオブジェクト。

それぞれのスクリーンには、玲音の登場シーン全て集めてあります。

通学路 / School Route

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

陰影の印象的な通学路を再現した空間です。

玲音の部屋 / lain’s Room

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

玲音の部屋を再現した空間です。

ワイヤードの部屋 / Wired

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

『serial experiments lain』にまつわる様々な情報を閲覧できる部屋です。

AI lain レポートの部屋 / AI lain Report Room

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

AI lainに関するレポートや動画などを閲覧できる部屋です。

フォトブース / Photo booth

https://vr.anique.jp/vrchat/lain-weird/

プリクラのように記念撮影ができるブースです。

LainのWeird展まとめ

https://x.com/1998_lain

serial experiments lain』は、1998年頃に独特な世界観で話題を呼んだ、アニメ、ゲームを駆使したメディアミックス作品です。

ネットを介して個人が世界中に遍在する、現実とネットの境界があいまいになる、などの先見的なモチーフは、SNSで繋がりAIに浸食されていく現在こそまさにリアリティを感じられるところがあります。

その25周年を祝した『Weird展』は、端末と設定さえできれば、VR上で誰でも無料で参加できます

気になる人は、とりあえずふらりと『Weird展』に参加して、その世界観に触れてみるのもいいかもしれませんね。

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