プライムビデオとは、Amazonの動画配信サービスです。
Amazonプライム会員であればだれでも追加料金なしで見放題作品を視聴でき、
有料作品も『購入』と『レンタル』から選べ、レンタルも課金してから30日以内ならいつでも見られます(ただし、視聴開始し始めてからは作品によって期限が違うので注意)。
その他にもテレビのように楽しめる『Primu Videoチャンネル』はチャンネルごとに無料体験でき、見たいチャンネルのみ選択できます。
そんな使い勝手の良いプライムビデオに、2018年7月3日から『dアニメストア for prime video』というサービスが追加されました。
dアニメストアとdアニメストア for prime videoは何が違うのでしょうか。
なぜプライムビデオ内に別会社のdアニメストアを導入する必要があったのでしょうか。
\Amazonブラックフライデー/
\11/29〜12/6の期間限定/
プライムビデオのアニメの数が少ない?
dアニメストアfor prime videoはあくまでもプライムビデオ内の一サービスで、本家dアニメストアとは別のサービスです。
何故アマゾンは自身のプライムビデオというサービスの中にわざわざ別企業のdアニメストアを導入したのでしょうか?
それは平たく言えば、プライムビデオ内のアニメ作品数が少ないからです。
2000近ければ十分多いようにも思えますが、他の動画配信サービスと比べると若干見劣りする数字です。
特にアニメ作品だけに特化し国内一を謳うdアニメストアは4600作品以上と、プライムビデオとは倍以上の数を掲げているのです。
アマゾンがわざわざ別企業のdアニメストアと提携したのも頷けます。
餅は餅屋。アニメに対する需要が急激に増えていく昨今、今からプライムビデオ内でアニメ作品を増やし管理するより、すでに国内随一の作品数を管理するノウハウのあるdアニメストアと提携する方が効率がいいと踏んだのでしょう。
プライムビデオは元々独占配信作品が多いので、プライムビデオの独占配信+dアニメストアの作品数の多さで他の配信サービスに差をつけたかったのだと考えられます。
dアニメストアfor prime videoは微妙?
しかし、せっかくのdアニメストアfor prime videoも、実際は微妙だという評判がちらほら…
なんでprimevideo for dアニメストアには無くてdアニメストアには有るんだよ
— ニ等兵 (@p3umyztu) June 24, 2022
何が違うんだよ(プライムford会員並感)
マクロスはどこで見られるのかとぐぐったらdアニメストアで配信しているみたいだった。dアニメストア for Prime Videoは登録しているのに見られない。まあそうしようとは思っていたが解約してアニメタイムズに移行だな。
— くろっきー (@kurokky969) June 19, 2022
早起きしたのに、dアニメストア for prime video で36話の更新がされてなかった(´・ω・`)
— しぇと (@shetlan2) June 13, 2022
本家のDアニメストアはしっかり更新してあったので無料お試し枠を使って無事試聴完了。
結論、AMAZONでDアニは契約してはならない。値段変わらないんだもん。#本好きの下剋上
せっかく天下のAmazonとdアニメが提携したというのに、なぜ不評なのでしょう?
料金の差
それに比べdアニメストアfor prime videoは、まずAmazonプライム会員としての料金にプラスしてdアニメストアfor prime videoの料金440円を上乗せしなければいけません。
Amazonプライム会員費を月額550円で支払っている人は月々総額990円も払わなければいけないことになります。
もちろん、その分Amazonプライム会員としての全サービスも使えるため、様々なサービスをAmazonで利用するという人にはお得かもしれませんが、
本家dアニメストアの方が作品数が多い
最も大きな理由はこれでしょう。
本家dアニメストアの圧倒的な作品数をdアニメストアfor prime videoに全て持ってくることはできなかったのです。
作品数の多さで勝負しているdアニメストアからしたら、その大きな武器作品数すべてをdアニメストアfor prime videoに投資するメリットはありませんから。
dアニメストアfor prime videoの作品数は3700作品以上となっています。
それにさらにAmazonプライム会員としてアニメ以外の多種多様な作品を利用できるとはいえ、本家dアニメストアの4400作品以上からすると、どうしても見劣りしてしまいますね。
また本家dアニメストアでは配信されているのにdアニメストアfor prime videoでは配信されていない、というややこしさで混乱するユーザーが出てしまっているのも一つ問題だと思います。
ダウンロード作品数の制限
Wi-Fi環境以外でも視聴することがある人が重宝する機能、ダウンロード。
本家dアニメストアはダウンロード数無制限なのに対し、dアニメストアfor prime videoはダウンロード作品数25本までと、かなり少ないです。
バックグラウンド再生不可
視聴中でもメールの送受信や調べものを同時並行できて便利なバックグラウンド再生。
この機能、dアニメストアではできますが、dアニメストアfor prime videoではできません。
オープニングスキップ機能
あまり聞いたことが無い機能なのでdアニメストア独自のものでしょうか。
限られた時間で複数話見るときにネックとなるオープニングをスキップできるとは、さすがdアニメストア。
そしてdアニメストアfor prime videoは非対応です。
dアニメストアfor prime videoにも利点はある
ちょっとかわいそうになってきたのでフォローしますが、dアニメストアfor prime videoにも優れている点はあります。
対応デバイスも多く、dアニメストアは対応していないゲーム機やブルーレイレコーダーで視聴することが可能です。
また、支払方法が多彩で、クレカはもちろんキャリア決済、Amazonギフト券、デビットカード、現金払いまでできます。その点、本家dアニメストアはクレカとドコモ払いの二択という厳しさです。
アニメを見るなら、やっぱり本家
というか、同じ値段を払う、さらにアマプラ会員費まで上乗せ必須なのにわざわざ見劣りするdアニメストアfor prime videoを選ぶ理由があまりありません。
あえて言うなら同時視聴と支払方法くらいでしょうか…
アマプラのサービスも受けられる、すでにアマプラ会員だから勝手が良さそう、とdアニメストアfor prime videoに手を出す人もいるようですが、
これだけ見劣りして、なによりdアニメストア最大の武器作品数の多さを楽しめないくらいなら、アマプラと別に普通にdアニメストアを契約する方がまだお得だと思います。
まとめ
少なくともアニメを目当てにするのなら、プライムビデオ独占配信作以外はdアニメストアメインで視聴するのが間違いなさそうです。