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ひぐらしのなく頃にOriginとは?奉とは何が違う?ゲームの順番まとめ

ひぐらしのなく頃にOrigin2023年6月23日に配信開始しました!

とはいえ、ひぐらしのなく頃にシリーズは、既に種類が多すぎて混乱する人も多いでしょう。

ひぐらしシリーズは、『ひぐらしのなく頃に 奉』がSwitch版は2018年、PS4版も2019年に発売されています。

興味がある人も「どこから手を付けたらいいのかわからない」とお困りではないでしょうか。

ここでは、最新作『ひぐらしのなく頃に Origin』がどんな内容なのか、

先に発売された『ひぐらしのなく頃に 奉』とどんな関係なのか、

ひぐらし作品をプレイする順番などまとめていきます!

目次
 

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『ひぐらしのなく頃に』とは

ひぐらしのなく頃には、2002年にコミケで同人サークル『07th Expansion』によって発売されたコンピュータゲーム作品が原作です。

同人サークルと言っても、竜騎士07氏がシナリオ、キャラデザ、CGを担当。

竜騎士07氏の弟八咫桜氏がプログラミング担当。

という、当初兄弟二人で発足した無名サークルでした。

サウンドノベルゲームの形式で作られたミステリー作品で、出題編4編解答編4編8連作という大掛かりな構成。

全編発売されるまで実に4年もかかり、その間に噂が噂を呼び全国的に爆発的なブームを起こし、その後コミカライズやアニメ化も大成功をおさめ時の覇者となった作品です。

https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=13561

ただ、『ミステリー』と大々的に銘打っており、竜騎士07氏も謎解きを煽ったものの、ふたを開けるとファンタジー絡みの世界観であったため、「ファンタジー要素入るなら何でもありじゃないか!」と謎解きに熱心だった一部のファンを激怒させてしまったことも有名です。

『ミステリー』って、科学的に現実的に再現可能なものでなければ読み手が推理しようが無いので、読者の目が厳しいのですよね。

2023年にアニメ化が決まっている『薬屋のひとりごと』も、連載開始時は『ミステリー』カテゴリに入っていましたが、やはり読者の指摘が厳しく『ミステリー』カテゴリを外した経緯があります。

 

『ひぐらしのなく頃に Origin』とは

ひぐらしのなく頃に Origin』は、実は後述する『ひぐらしのなく頃に 奉』の追加コンテンツ(有料)です!

先に『ひぐらしのなく頃に 奉』を購入しないとプレイできないのでご注意ください!!

『ひぐらしのなく頃に』は、コミカライズやアニメ化も有名ですが、もちろん原作がゲームであるため家庭用ゲーム機版も発売されています。

ただ、グロテスクな表現やセンシティブな内容も多分に含む作品であるため、発売される時期の世相に合わせて内容を調整せざるを得ませんでした。

https://www.entergram.co.jp/higurashihou/origin.html

また、原作は先述した通りキャラクターデザインを竜騎士07氏が担当されましたが、当時の竜騎士07氏の画力は上手いか下手かで言えば後者の方でした(ご本人が度々名言されています)。

そのため、立ち絵やイベントCGもプロのイラストレーターの絵に差し替えられるのが定番となっていました。

それを、この『ひぐらしのなく頃に Origin』ではあえて、可能な限り原作順守に再編集したのだと言います。

立ち絵切り替え機能

Originでは立ち絵を竜騎士07版に切り替えることができます!

内容はともかく、なんで絵まで⁉ と思う人も多いかもしれませんが、

最初期の『ひぐらしのなく頃に』ファンの中には「原作の素朴な絵柄だからこその不気味さ、ショッキングさがあった」と熱弁を振るう人がずっといたのです。

芸術の不思議な所で、どんなに上手でも訴えるものが少ないと感じさせてしまうものもあれば、決して上手ではないのにハッと心をとらえられ、強く印象付けられるものもあるものです。

絵柄は、好みの問題もありますが、自由に自分で選択することが出来るというのはいいですね。

『ひぐらしのなく頃に 女剥し編』収録

https://www.entergram.co.jp/higurashihou/origin.html

さらには完全オリジナルストーリーも収録されています!

公式サイトで公開されているプレイ画面を見ると、ギャグテイストに思えますが———?

 

『ひぐらしのなく頃に 奉』とは

そんな『ひぐらしのなく頃に Origin』が追加されることになった『ひぐらしのなく頃に 奉』とはそもそもどんなゲームなのでしょうか?

それを説明するためにはまず、最もノーマルな最初の『ひぐらしのなく頃に』の各話タイトルと、ひぐらしシリーズの過去の移植経緯を説明しなければいけません。

しかし、結論から言いますと…ひぐらしのなく頃に 奉』+『ひぐらしのなく頃に Origin』をプレイすれば全編網羅できます!!

最初の『ひぐらしのなく頃に』

一番最初に出た『ひぐらしのなく頃に』は出題編4話、解答編4話の計8話構成です。

各話のタイトルは以下のようになっています。

出題編(『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編』に全4話収録)

  • 鬼隠し編
  • 綿流し編
  • 祟殺し編
  • 暇潰し編

解答編(『ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編』に全4話収録)

  • 目明し編
  • 罪滅し編
  • 皆殺し編
  • 祭囃し編

ファンディスク ひぐらしのなく頃に 礼

また、2006年に頒布されたファンディスク『ひぐらしのなく頃に 礼(以下『礼』)』も存在し、

本編最終章「祭囃し編」の後日譚であり『うみねこのなく頃に』の前日譚にもあたる「賽殺し編」、

3D対戦アクション『ひぐらしデイブレイク』の世界観で描かれた「昼壊し編」、

「目明し編」のお疲れ様会「罰恋し編」の3編を収録しています。

ひぐらしのなく頃に 祭

『ひぐらしのなく頃に』が初めて家庭用ゲーム機に移植されたのは、PS2に移植されたこの『ひぐらしのなく頃に 祭(以下『祭』)』でした。

原作ゲームは選択肢のない一本道でしたが、アドベンチャーゲームとして選択肢を作り、中盤から各シナリオへ分岐する形をとっています。

話の構成は、原作の『祭囃し編』以外全編と、

盥回し編」、「憑落し編」というオリジナルシナリオ追加に、

原作の結末「祭囃し編」を、少し違う結末の「澪尽し編」に差し替え、という形になっています。

ひぐらしのなく頃に 絆

次に移植したのは、Nintendo DS版の『ひぐらしのなく頃に 絆(以下『絆』)』です。

』で導入された選択肢制だけでなく、感情選択システムが導入されています。

そして、この『絆』、シナリオだけでなく立ち絵、CG、会話パターンの増加や変更だけでなくフルボイスにまでなったため、驚きの四部作となっています。

第一巻「祟」

原作ゲームで言う「暇潰し編以外の出題編3編に、漫画版「鬼曝し編」をベースにした(結末は大きく異なる)外伝「染伝し編」を合わせた計4編。

第二巻 「想」

原作の出題編「暇潰し編」と解答編「目明し編」の他、

ファンディスクである『礼』収録の同名シナリオをベースにした新規シナリオ「異本・昼壊し編」、

第一巻「祟」の外伝「染め伝し編」の解答編「影紡し編」を追加。

第三巻 「螺」

原作の解答編の内「罪滅し編」「皆殺し編」の他、

漫画版の同名シナリオをベースにする新規シナリオ「宵越し編」、

今回完全オリジナルの新規シナリオ、巴視点の過去編「解々し編」を追加。

第四巻 「絆」

『祭』最終章の「澪尽し編」に夏美・巴の物語等を加え三部構成にした新たな「澪尽し編」

原作ゲーム最終章の「祭囃し編」、

ファンディスク『礼』収録の「賽殺し編」、

『祭』オフィシャルガイドブックに収録されていた同名シナリオを大幅加筆修正した「言祝し編」を追加。

ひぐらしのなく頃に 粋

PS3とPSVitaで発売されました。

『祭』『絆』のシナリオ全編に加え、『祭』の初回限定版に同梱された「羞晒し編」も収録。

さらにミニクイズゲーム『クイズオヤシロック』も追加されました。

ひぐらしのなく頃に 奉

https://www.entergram.co.jp/higurashihou/index.html

大変長らくお待たせいたしました。ようやく説明できます、今回の本題『ひぐらしのなく頃に 奉』。

PS4とNintendo Switchで発売されました。

タッチ操作の有無以外はPS4版もSwitch版も内容は変わらないそうです。

ここまでの流れを見て薄々勘づいておられるかもしれませんが、この『奉』にはここに列挙した過去のコンシューマ作品全編入っております!

現時点での完全版です!

さらには、ひぐらしシリーズの原点となった「雛見沢停留所」、小説版「ひぐらしアウトブレイク」、その続編「ひぐらしアウトブレイク~神姦し編~」、目明し編のお疲れ様会「罰恋し編」と4編も追加されています!

雛見沢停留所」とは、ひぐらしシリーズが発売される2年前に手掛けられた舞台脚本で、ひぐらしブームの後漫画化、舞台化もされているそうです。

これにさらに、先述した『ひぐらしのなく頃に Origin』が追加パックとして販売されているわけですね。

まとめ

https://www.entergram.co.jp/higurashihou/origin.html

つまり、『ひぐらしのなく頃に 奉』+『ひぐらしのなく頃に Origin』さえプレイすれば、ひぐらし作品全編制覇できるわけです。

…そう、コンシューマ版は。

ひぐらしの恐ろしいところは、漫画にアニメと様々なメディアミックスが展開していることです。

それぞれで少しずつ内容が違ったりしますし…おそるべしひぐらしワールド。

今回まとめてみて、「コンシューマ化するたびに、その時点での完全版を作ろうとしているのでは」という感想を感じました。

原作者からしても、新規の人が参入しづらいくらい複雑になっている自覚があるのかもしれませんね。

そんなわけで、ひぐらし初心者さんも、中途半端に知ってる過去ファンも、もちろん古参ファンにも『奉』+『Origin』はおすすめですよ!

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