『運命の巻戻士』∞編の徹底解説、いよいよ今回で最終回です。
クロノたちが“4時”の最強技“無限夢”を攻略し、ついに長かった“∞”編に決着がつきます。
その後、“4時”‟5時”‟6時”はどうなったのでしょうか。
ここでは、決着がついた後の“4時”‟5時”‟6時”の末路~ギンを救う攻略未来までと、
今回は今までにないほどの歴史改変が行われたため、どうやって歴史のつじつま合わせを行ったのかを解説します。
この記事は『運命の巻戻士』∞編のネタバレ解説です。
単行本第7~12巻を読破してからご覧になってください!
『運命の巻戻士』∞編の徹底解説(11)
“4時”=キンスケの最強の技“無限夢”の攻略未来を、一つ前の歴史でクロノがハイザキに託し、
ハイザキは転送事故により記憶喪失になってしまいますが、その意志をグレイに託し、
グレイが見事、歴史を超えて“無限夢”を打破することに成功しました。
クロノたちVSキンスケたちの時空を超えた長い戦いは、どのような結末を迎えるのでしょうか。

“4時”“5時”“6時”の消滅
3人が“無限夢”を打ち破ったことに驚きながらも、キンスケはもう一度“無限夢”に取り込もうとしますが、時刻は7時49分。クロノの死亡時刻を過ぎたことをスマホンが告げました。
「運命は変わるはずがない」と叫ぶキンスケに、スマホンは、グレイがこの時代に来た瞬間からこの時代の運命が変わっていたことを説明します。
今まではクロノとハイザキの2人のみでキンスケたちと闘うことになり、“無の世界”から脱出したハイザキの転送が失敗するところで敗北し、クロノが死んでいましたが、
今回の時代では、シロ(ハイザキ)がレイと出会い、レイが“CASE88”に参加したことで運命がすでに変わっていたのです。

しかし、敗北を受け入れられないキンスケは、今からでもクロノを殺せば運命どおりだと、午後7時51分49秒、地面に大きな“∞”マークを出現させ、再び3人を“無限夢”の“無の世界”に捕らえます。
間一髪、“∞”マークが出現する一瞬前に、何かを察したクロノは“開眼(バージョンアップ)”“複製(コピー)”で自分をもう一人出現させていました。
キンスケは語ります。ギンが死んだあの日、未来の自分に自分の一生を聞かされ、ギンは救えないと悟ったことを。
唯一の救いは、全ての原因であるクロノに復讐して“6時”として眠ること。そうすれば、ギンも喜んでくれる。そう思えば自分を許せる気がした、3回も復習できる自分は幸せだ。死ぬ瞬間まで何もかも決まってる人生も、ギンのためだと思えばへっちゃらだった。
その運命を変え、ギンを救うということは、“4時”“5時”“6時”のこれまでの人生を否定すること。
「ギンは全然、喜んでなかったってこと!!? そんなのウソだ!!! 運命なんか変えるな!!!」

しかし、クロノは歯を食いしばり、答えます。ループする廊下での約束「ギンの誕生日ケーキ、いっしょに食べるんだ!!」と叫ぶと、現実世界に残されていた“複製”のクロノが3人を突き飛ばし、現実世界の7時51分49.000001秒に戻ることが出来ました。
“無限夢”を破り、立ち向かってくるクロノに、キンスケは泣き叫びます。「運命は変えられないんだろ⁉ だから俺はギンをあきらめたのに!!」「もし、本当に運命を変えられるなら、オレだって…、オレだってほんとは…、」「ギンを、救いたいよ!!」
初めて吐露されたキンスケの本音を、クロノは「まかせろ!!」と請け負い、キンスケのタイムマシンを壊しました。

敗北したキンスケは、地面を叩き、ひっかいて悔しがり、「クロノ…!! てめえは…!! てめえは…!! すげえなあ…。」と、泣き笑いを浮かべました。
勝利はしたものの、キンスケたちの抱く喪失の大きさに、かける言葉のないクロノたち。その目の前で、キンスケの姿が消え始めます。
“4時”がクロノを殺さなければハイザキはギンを殺さないため、キンスケはクロックハンズになることはありません。
“4時”“5時”“6時”の存在が消えてなくなるのです。
2052年でレモンと闘っていた“5時”も、2032年でシライと闘っていた“6時”も姿が消え始め、自分たちの敗北と、ギンが助かることを知り、“6時”は表情をやわらげ、“5時”は涙を流しました。
クロノたちはキンスケが消えない方法を探そうとしますが、それをキンスケが止めます。
巻戻士はギンを殺した。だから憎い。それは変わらない。でも、「オレをクソみてえな運命から救ってくれたのも、巻戻士(おまえら)だ。」
唇を噛みしめたキンスケは最後に、笑顔を向けました。「クロノ…、頼む…、時間を巻き戻して、ギンを助けて…!!」

クロノたちはリトライし、ワダツミ号PM4:00 の170回目を開始します。
ギンが助かる未来
170回目 まず、廊下を転がってくる少年キンスケを受け止めた途端、三人は涙を禁じ得ず、大泣きしてキンスケを驚かせてしまいますが、自分たちが巻戻士で、キンスケたちを助けに来たことを説明。
氷山への衝突、レストランからの脱出を無事にクリアし、ワダツミ島へ避難。
ハイザキがギンを殺した時間が迫るPM7:42、ハイザキは念のため銃を捨て、グレイに抑えられ、ギンから離されます。
ギンの身に危険が迫る可能性(おそらく、アカバらを苦しめた”死の運命”のこと)や別のクロックハンズの出現に備え、クロノはギンとキンスケを護衛します。
「何が起きようと絶対守る!!それが…、消えた“4時(キンスケ)”との、約束だから…!!」
‟4時”の最後を思い出し、決意を新たにするクロノに、キンスケが話しかけます。きのう夢で、未来の自分に会ったのだ、と。

金髪でおでこに傷があるやつかと確認すると、「そうそう」と頷くキンスケは、先を続けます。
「未来のオイラに、「ギンと自由に生きろ」って言われた。」
さらに、クロノへの伝言も頼まれていました。「助けてくれて、ありがとう。」
時刻はPM7:43。ギンの死亡時刻を過ぎ、花火が打ちあがり、宴もたけなわ。「オイラたちからも、ありがとう。」キンスケとギン兄弟に笑いかけられ、クロノは涙をおさえられませんでした。
見事、任務達成したクロノに、キンスケとギンは二人で弟子入りを宣言し、ハイザキも兄弟子として二人を守り育てる覚悟を決めます。
クロノも改めて、運命を変えてくれたグレイとハイザキにお礼を言いました。「二人は俺の、自慢の弟子だ!!」と。

歴史のつじつま合わせ
残念ながら、“4時”〝5時”〝6時”とシロの消滅は免れませんが、他の歴史はつじつま合わせをしていくことになるようです。
例えば、グレイは転送失敗したシロと出会い巻戻士になったレイ(9)の5年後の姿ですが、ハイザキがレイ(9)に出逢い特訓して巻戻士にする。
クロノも(今度はAIではなく生身で)未来の2087年でハイザキ(10)と出会い、弟子にする。
そうやって、一番いい未来をキープすることにしました。
『運命の巻戻士』∞編の徹底解説(11)のまとめ

『運命の巻戻士』∞編の徹底解説、ようやく今回で最終回です!
ここまでご覧になった皆さん、ありがとうございました!! お疲れさまでした!
しかし、自分でも改めてまとめ直すことで、新たな発見もあり、新シリーズ以降に向き合いやすくなった気がします。
それに、いよいよ発表されましたね。アニメの放映開始時期!
アニメ化の情報も記事にしていく予定ですので、お楽しみに!

