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シャドーハウスのケイト顔が出る?正体や過去について

シャドーハウスも、お披露目終わって以降、続々と様々な謎が明らかにされ、謎が明らかにされることで新たに産まれる疑問が増えていきますが、

その中でも、他のシャドーとは違って最初からシャドーハウスに対する疑心を抱き続けたケイトという存在は、謎が明らかになるにつれますます疑問が深まるものの一つです。

ケイトの素顔は明らかになるのでしょうか。

そもそも、シャドーハウスにおいて異彩を放つ存在・ケイトは一体何者なのかについて調べてまとめてみました。

目次
 

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シャドーハウスのケイトの素顔は出る?

2022年7月現在、ケイトの素顔は出ていません

ケイトの素顔を考察する前に、まず、シャドーとはなんなのか、どうして生き人形とシャドーは同じ姿をしているのか、をおさらいしなければいけません。

シャドーは元々、モーフという妖精

シャドーは元々、モーフという真っ黒な布を被ったような姿の妖精でした。

モーフは生き物の姿を写しとる能力を持っています。

ただし、360度完全に写し取れるのは形だけで、立体感がつかめないほど真っ黒な色はそのままなので、まるで写しとった対象の影を立体にしたような姿です。

そしてシャドーとは、モーフ生き人形の姿を写しとり、自我を得た存在なのです。

不思議なことにほとんどのシャドーがモーフの頃の記憶がなく、『気が付いたらそれぞれの生き人形と暮らしていた』という感じのようです。

また、モーフが写しとるのは外見だけでなく、内面も生き人形の影響を受けやすい、という特性があります。

モーフ自身の個性も残りますが、それぞれのシャドーがどこかしらそれぞれの生き人形の影響を強く受けた性格になっており、自我を得た後も生き人形の考えや言動に強く影響を受け続けます

『寝る前のキス』等スキンシップを重視させられているのも、シャドーが確固とした人間性を得るために必要な習慣だったのです。

シャドーには効果のない『おじいさまの珈琲』を定期的に生き人形に摂取させるのも、生き人形を強く洗脳しておけば、その洗脳された生き人形に影響されてシャドーも間接的に洗脳することができるから。

逆に言えば生き人形の洗脳を薄めたり解くことができればシャドーの洗脳もやがては解けることになります

ケイトの素顔とは

さて、ここで疑問となるのは『ケイトの素顔はどんなものなのか』です。

なぜそれが疑問なのかと言えば、下記で詳しく説明しますが、実はケイトだけは元がモーフではなく人間だったからです。

ミラー家という貴族の人間の両親を持ち、人間としての姿かたちをもって誕生しておきながら、12歳を過ぎると手足からだんだん黒く染まり、シャドーと見紛う姿になってしまったのです。

ということは、真っ黒になってはしまったものの、ケイトだけは生き人形エミリコを写したのではないケイトだけの素顔がある、ということになります。

これも下記で詳しく説明しますが、実はエミリコとシャドー化してしまったケイトは館に入る前に一度会ったことがあります。

そのときに背格好が似ていることを指摘するケイトにエミリコが「でもよくみると そっくりじゃないですね わたしの方が鼻が低いです」と言っているのは重要なヒントだと思います。

今後ケイトの素顔は出るのか?

ケイトの過去の話で素顔が出るかと期待しましたが、結局出ずじまいだったので、

これは話がかなり佳境に入らなければ素顔が出ないのではないか、と感じています。

普通のシャドーの成長ステップを考えれば一体化を迫られるときが自然ですが、ケイトはできる限り一体化させられるような事態は避けるでしょうし、

元人間であるケイトが素顔を取り戻す方法があるのなら、話がクライマックスに差し掛かるだろう館の上位クラスのシャドーとの対峙…もしかしたら偉大なるおじい様と対峙するときかもしれません。

作中、顔が『見えない』『わからない』という言い回しではなく、顔がない』という表現を徹底している中、元来本当に『顔が無いモーフと対照的に元々は『顔が合ったケイトをわざわざ主人公に据えているので、最後まで素顔が出ないまま終わるということは無いと思います!

 

ケイトの正体や過去や目的について

上記でも少し触れましたが、ケイトだけは元がモーフではなく、人間の両親の元に生まれた人間です。

それでは普通の人間なのかといえば、普通だとは断言しきれない生い立ちの持ち主です。

そして、その生い立ちの説明のためには、今度はシャドーハウスの以前の姿を説明しなければいけないのです。

ミラーハウスのキャサリン

遡ること60年以上前、今ではシャドーハウスと呼ばれる館は当時ミラーハウスと呼ばれていました。

そこに住まう貴族ミラー家の一人、キャサリンが身ごもり、そのお祝いにと『モーフ』という珍しい妖精を送られたのです。

ある日、いつの間にか増殖していたモーフたちが一斉にミラー家の人々襲いかかります

どうやら誰かの差し金だったようなのですが、キャサリンと侍女のエミリーは自分たちが逃げ出すことで精いっぱい。

館を離れてもしつこく馬車を追いかけてきたモーフに襲われ、キャサリンは一度、モーフの作る黒い繭に全身包まれてしまいます。

エミリーが慌てて繭を引き裂き助け出したのですが、しばらくするとキャサリンの身体がだんだん黒く染まっていき、最後にはシャドーのように真っ黒に染まり切り、身体も動かなくなってしまいました

最初は実家に帰ろうと考えていたエミリーも、この姿のキャサリンを村人の目に触れさせるわけにはいかず、村はずれの一軒家に匿います。

身体が動かなくはなっても母子ともに生き続けていたため、エミリーは世話をするために通い続け、なんと50年経ってようやく赤ちゃんが産まれたのでした。

生まれた赤ちゃんは健康な人間の赤ん坊そのものでしたが、キャサリンは息絶えてしまったのでした。

キャサリンの顔ははっきりとは描かれていませんが、美しい金髪が印象的な優しい人柄だったようです。

エミリーに育てられた幼少期

キャサリン息絶えた後、エミリーは自分の孫としてケイトを育てました。

この頃のケイトは、常に画面の向こうを向いた角度で描かれていたため顔立ちはわかりませんが、両親とは違う真っ黒な髪をしています。

隣町にしかない学校にも通わせ、必要があればキャサリンの形見を少しずつ売りながら、ミラー家の娘として立派に育てられるよう努力し続けたようです。

しかし、それだけ大事に育てたケイトも、12歳になるとキャサリンのように体が黒く染まり始め、やがて全身真っ黒に染まり切ってしまいました。

幸いキャサリンとは違い、身体が真っ黒になった以外はいたって健康ではありましたが、シャドーと同じように煤も出るようになり、友達と遊ぶことも外に出ることもかなわず、とても辛い思いをしました。

エミリーはこの時初めてケイトの生い立ちを教え、その後も変わらずケイトを大事に育ててくれました。

しかしケイトは、これだけ尽くしてくれるエミリーに対する負い目を感じるようになり「このままここにいてはいけない」と感じるようになります。

自分を知るための旅立ち

13歳になったケイトはエミリーに置手紙をして、一人こっそり旅立ちます。

自分が一体何者なのかを知るために、ミラーハウスへ。

ミラーハウスはモーフの騒動後、外界との接触を断っていましたが、数年前からまた交流を始めていました

むしろ移民を積極的に受け入れ、観光地として栄えようと島民一体となって移民者に友好的に接します。

しかし、島の入口からすす炭の煙をたっぷり吸わせる仕組みで、島中がすすで汚れているのに誰もそれを気にも止めません。

最初は懐疑的だった他の移民者たちも、ほんの数日で島を盲信するようになっていく様子に違和感を覚えるケイト。

島民たちも、全員が度が過ぎるほどのお人好しで人当たりが良すぎ、

不自然なほど疑問を持つことをせずこの島でシャドー家に尽くすことが一番の幸せ』だと言い切るのです。

そして、かつてのミラーハウスは『シャドーハウス』と名前を変え、そこに住まう人々もミラー家ではなくシャドー家にすり替わっていました。

ケイトはミラー家に成り代わって島中をマインドコントロールするシャドーハウスに強い不信感を抱き、同時に『そこに自分の生い立ちの謎がある』と確信していきます。

シャドー家へ潜入

顔を剥ぎ取る妖精がいるからと立ち入り禁止になっている森の中で、シャドー家の息がかかった者たちがモーフを捕獲していることに気づいたケイトは、黒い布を被ってモーフたちに紛れて潜入する計画を立てます。

そのため黒い布を得ようと忍び込んだサーカスで、当時孤児であるため名前も与えられず無理やり働かされていたエミリコと会うのです。

その後、サーカスを追い出されたエミリコはショーンたちに誘われ選考会を通過し、

ケイトはモーフへの擬態が成功してシャドーハウスに潜入

モーフが生き人形を写しとる部屋で二人は再会し、他のモーフたちが各々生き人形を決めて姿を写しとると生き人形と共に次の段階に進めることに気づいたケイトは、背格好の似ていたエミリコに髪型を寄せることでエミリコとともに次の段階へ進み

現在のシャドー・ケイト生き人形・エミリコという関係性になったのです。

ケイトの正体と目的

ケイトの正体はシャドー家の前身・ミラー家の生き残りであり、胎児の内に母体ごとモーフの黒い繭に捕らわれてしまったためシャドー化してしまった人間

そして、自分が何者なのか館が子どもたちを集めて何をしようとしているのかを探り、ミラーハウスを取り戻すためにシャドーハウスに潜入している少女でした。

 

まとめ

思えば、アニメ化した時に他のシャドーはペアの生き人形と声優が同一なのに、ケイトとエミリコだけ別々の声優があてられていたのは、「ケイトだけは模倣ではない自分の顔・声を持っている」という伏線だったのですね!

全身真っ黒に染まって自分の顔さえ分からなくなり、単身潜り込んだ館は異質な環境で敵はあまりにも強大ですが、

諦めずに努力し続け今では仲間や理解者を得たケイト、どうか晴れやかな素顔を取り戻してほしいものです!

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