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ウォーターサーバーを契約する時に、どこのメーカーの商品にするのかすんなり決まる人の方が、珍しいです。
ほとんどの場合、ウォーターサーバーの機能や毎月のコスト、そして水の種類などで迷ってしまうことでしょう。
毎日使うものですから、自分だけではなく家族も納得のいく商品を選びたいと思うのは、ごく当たり前のことです。
そこで今回は、お水の種類で迷ってしまう人も多いことから「水の硬度」についてお話をしていきます。
水の硬度によってお水の味わいも効能も異なりますので、きちんと知識を得ておくことをおすすめします。
充実したウォーターライフを送るためにも、ぜひ水の硬度についての知識を蓄えていきましょう。
軟水とは、硬水とはという基本情報に加えて、水の硬度によって料理に与える影響が変わってくることにも注目してみました。
ウォーターサーバーを選ぶときに「水」で迷ってしまう!
ウォーターサーバーを選ぶときに、あなたは何で迷っているでしょうか?
または、どんなことで悩んでしまうと予想できますか?
冷水・常温水・温水と温度を自動調整できるかどうか、チャイルドロックなどのリスク回避機能があるかどうかなど、機能そのものを重視される人は、もちろん多いです。
けれども、やっぱり「水」へのこだわりを持つ人が多いのも事実です。
そのまま飲んでも美味しいのはもちろんのこと、料理にも安心して使うことができるのも大事なポイントです。
ウォーターサーバーを選ぶ際に、みなさんどのような「水」に対する悩みを持っているのでしょうか?
- 軟水と硬水の違いが分からない
- 飲みやすさを重視したいけど、何の水を選べばよいのか分からない
- ダイエットに向いている水が飲みたい
- どの水が自分に適しているのか分からない
このように、水に対する悩みは意外と多いのです!
自分に合う水を吟味するためには、正しい知識を持っておかなければなりません。
早速、知識を増やしていきましょう。
水は硬度によって「硬水」と「軟水」に分かれている
水という飲み物は、透明で味がしないと思っていませんか?
無味無臭であることは確かですが、水は採水地や硬度によって、確実に味わいや効能がことなります。
こだわりを持つことで、水に対する意識が変わっていきますので、健康や美容に何かしらの効果が期待できるはずです。
ちなみに、水は硬度によって「硬水」と「軟水」に分かれているので、ここで詳しくご説明していきますね。
硬水と軟水は、水の硬度によって種類別にされています。
ちなみに硬度とは、お水1Lに対する、カルシウムやマグネシウムの含有量となります。
WHOが定める基準によりますと、硬水は硬度が120mg以上のお水で、軟水は硬度が120mg未満のお水のことです。
「お水は、どれも一緒」と思っていたのなら、大間違い!
硬度によってきちんと区分されているので、今度コンビニや自動販売機などで購入したミネラルウォーターの成分表示を確認してみてくださいね。
【実際に飲んでみた】硬水のメリットと知るべきデメリット
まずは、硬水についてお話をしていきます。
硬水は、あなた自身が効能を知った上で、選んで飲むお水と考えて頂いて構いません。
一度口にしたことのある人の中には、あまり良いイメージがない人もいるでしょう。
さて、硬水はどのようなお水なのでしょうか?
味は、慣れるまで時間がかかるかも
硬水を初めて飲んだ人の感想をまとめてみると、こんな感じです↓
- なんだか鉄臭い
- 飲み心地がよくない
- 美味しくないと思った
- 味がする
- ごくごくと飲めない
このように味や飲み心地に関しては、あまり評判がよくないようです。
それもそのはず!
日本人が飲むほとんどのお水が軟水なので、硬水はただ単に飲みなれていないのです。
またカルシウムやマグネシウムの含有量が多いので、なんとなく鉄の味がすると感じる人も多いです。
慣れてしまえば、違和感なく飲むことができますが、慣れるまでは少し飲みにくいのが硬水です。
でも硬水には、硬水ならではのメリットがあります。
飲みなれないからといって、硬水を敬遠する必要はないのです。
硬水のメリット1.便秘解消効果
硬水をダイエットに取り入れる人も多く、その最大の理由が「便秘解消効果」が期待できるという点です。
なぜなら、下剤には硬水に豊富に含まれているマグネシウムが使用されていることもあり、マグネシウムが消化器に作用して、腸のぜん動運動を促すことは事実です。
もちろん硬水に下剤のような強力な効果はありませんが、硬水を飲むことで、便がなかなか出なくて悩んでいる人が定期的に出るようになったという話も聞きます。
便秘が解消されれば、体内デトックスも促進されるので代謝が良くなり、ダイエット効果が促進されます。
ダイエット中の女性には、硬水は適したお水と言えるでしょう。
硬水のメリット2.動脈硬化の予防
硬水にはカルシウムやマグネシウムがたくさん含まれているので、血液をサラサラにする効果があると言われています。
ドロドロ血液の場合、動脈硬化を起こしやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる重大な病を引き起こしてしまいます。
しかしながら、硬水には血液をサラサラにして、動脈硬化を予防してくれる効果があるので、日頃から飲み続けることで、それらの病気の予防にも繋がります。
硬水のメリット3.骨粗鬆症の予防
みなさんは、骨の健康について考えたことはありますか?
体内に存在するカルシウムやマグネシウムの多くが、歯や骨に存在しており、不足するとどんどん骨から溶け出して、骨粗鬆症を招くリスクが高まってしまいます。
硬水はマグネシウムとカルシウムの含有量が多いので、骨の形成に良い影響を与えてくれます。
硬水のメリット4.頭痛の予防
「毎朝、偏頭痛に苦しんでいる」「もう薬が効かない」と辛い頭痛の症状に苦しんでいる人も少なくありません。
偏頭痛にはさまざまな要因がありますが、マグネシウム欠乏しているのも、原因の一つかもしれません。
偏頭痛で悩んでいる人は一般的に血中のマグネシウム・組織マグネシウムの値が、あまり高くないとされています。
以上が、硬水のメリットです。
確かに、飲み慣れるまでは味に違和感を覚えるかもしれません。
しかしながら、硬水には便秘解消、動脈硬化などのメリットもありますので、適量を飲みながら、健康維持をしていくことをおすすめします。
健康になるために、硬水をガブガブ飲もうと考えているのなら、ちょっと待ってください。
硬水をガブガブ飲んだところで、すぐに健康につながるわけではありません。
硬水のデメリットも合わせて理解しておきましょう。
デメリット1.便秘解消どころか、お腹が緩くなる
硬水を飲みすぎたり、初めて硬水を飲む人の中には、便秘解消というよりも、お腹がゆるゆるになってしまう人もいます。
消化器系が弱い人は、硬水に多く含まれるマグネシウムの影響によって、お腹が緩くなりすぎでしまいます。
いくら便秘が解消されたとしても、いつもお腹が痛くてゆるゆるの状態では嫌ですよね。
硬水のデメリット2.結石になる可能性が高くなってしまう
誰でもなってしまう訳ではありませんが、腎臓の機能に問題がある方がカルシウムを多く含む硬水を飲みすぎると、ろ過しきれずに結石が生じてしまうリスクが高まります。
あくまでも可能性が高くなるだけで、絶対になるわけではありません。
しかしながら、硬水を飲み過ぎるとリスクも高まるとも言われています。
何にでもデメリットはありますので、きちんと理解した上で、ウォーターサーバーのお水を何にするのかを選んでいくことが求められます。
【実際に飲んでみた】軟水のメリットと知っておくべきデメリット
次にご紹介するのが、軟水のメリットです。
硬水のメリット・デメリットだけを考えていくのではなく、お水を選ぶときには軟水のメリットも充分に理解しておく必要があります。
さて、軟水のメリット・デメリットとは何なのでしょうか?
以下に、まとめてみました。
日本人に慣れ親しんだ味わいの軟水
日本人が飲んでいるお水のほとんどが軟水なので、みなさんにとっては親しみやすい味と言えるでしょう。
硬水のようにマグネシウムとカルシウムの量が多くないので、ゴクゴク飲める爽やかな飲み心地がおすすめです。
硬度120mg未満の水なので、赤ちゃん・妊婦・高齢者でも飲みやすいのです。
軟水のメリット1.胃腸への負担が少ない
硬度120mg未満の軟水の最大のメリットは、赤ちゃんや幼児でも安心して飲めるお水となっているところです。
軟水はマグネシウムの含有量が控えめなので、胃腸への負担がかかりにくく、お腹にも優しいお水と言われています。
赤ちゃんのミルク用にも、子供の飲料水としても安心してご活用いただけます。
日本人に馴染のある、ゴクゴクと飲めるお水と言えるでしょう。
軟水のメリット2.肌や髪の毛への負担も少ない
胃腸への負担だけではなく、肌や髪の毛への負担も少ないと言われているのが、軟水のメリットです。
カルシウムやマグネシウムがたっぷりと含まれている硬水で洗うと、髪の毛がパサパサしたり、肌のツッパリを感じたりする場合があります。
体へのダメージを考えると、肌や髪の毛への負担が少ない、硬度があまりない軟水をおすすめします。
以上が、硬度120mg未満の軟水のメリットですが、軟水は普段飲み慣れている味わいであるのが、最大の魅力です。
妊娠・出産を機に水やウォーターサーバーについて考える人も多いので、軟水は受け入れられやすいお水と言えるでしょう。
しかしながら、慣れしたんだ味わいの軟水にも、デメリットがあることをお忘れなく。
ここからは、軟水のデメリットについて、まとめてみました。
軟水のデメリット1.ミネラルやマグネシウムの補給は期待できない
硬水を選ぶ人は、ダイエットや便秘解消、美容目的の方が多いです。
硬水には現代人が不足しがちなミネラルやカルシウム、マグネシウムが含まれているので、ミネラル補給を期待して飲む人も少なくありません。
でも、軟水にはその効果は期待できないと覚えておきましょう。
あくまでも、水の硬度が120mg未満ですから、仕方ありませんね。
迷う!結果…硬水と軟水どっちがいいの?
ここまで、硬水と軟水のメリット・デメリットについてお話をしてきましたが、いかがでしょうか?
けれども「硬水と軟水どっちがいいのか分からない」「結局、選ぶことができない」という人も、多いはずです。
参考までに、硬水と軟水がおすすめの人の特徴を箇条書きにして、まとめてみました。
さて、あなたはどっちに当てはまりますか?
項目を確認していきましょう。
<硬水はこんな人におすすめ>
- 水の硬度は高い方がいい
- 便秘を解消したい
- ダイエットのために、水にもこだわりたい
- 美容と健康を考えて、水を吟味していきたい
- 硬水を飲んでみたい
<軟水はこんな人におすすめ>
- 赤ちゃん~大人~高齢者まで幅広い世代で飲んでいきたい
- 水の硬度よりも飲み心地にこだわりたい
- ゴクゴク飲みたい
- 幅広い料理に使えるお水を選んでいきたい
硬水を選ぶ人は、明確な目的を持って選んでいることがほとんどです。
ダイエットや美容、美肌など、硬水に対してある程度の知識を持っている人が多いようです。
硬度や成分というよりは「飲み心地を重視したい」「赤ちゃんと大人が一緒に飲めるお水を選びたい」という時には、軟水をおすすめします。
硬度によって違う。妊娠中は硬水、産後は軟水?
女性の人生のビッグイベントの一つである妊娠・出産。
これまで感じたことのないさまざまな体の変化に戸惑ってしまう人も少なくありません。
妊娠は嬉しいことですが、度重なるマイナートラブルに飽き飽きしてしまう人も少なくないのです。
妊娠中の悩みとして多いのが、便秘です。
ホルモンバランスの変化や大きくなる子宮に腸が圧迫されて、これまで悩んでいなかった便秘に頭を抱えてしまう妊婦さんも少なくないのです。
「何とかして出したい」と思っても、お腹に力を入れ過ぎるのはよくありませんし、妊娠中の医薬品の使用も非常にデリケートですよね。
そこで妊娠中におすすめするのが、硬水を定期的に飲むことです。
硬水には便秘薬にも使われる成分であるマグネシウムがたくさん含まれているので、腸のぜん動運動を促して、便秘解消効果が期待できます。
ミネラル分も含まれているので、不足しがちな妊娠期にはおすすめです。
ただし、飲みすぎには注意です。
腎臓への負担が考えられる硬水を飲むときには、適切な量を守って摂取するようにしてください。
反対に産後は、軟水が便利です。
調乳しやすく、赤ちゃんも飲みやすいのは硬度があまり高くない軟水です。
母乳育児をしているととても喉が乾きますので、ごくごく飲める軟水をおすすめします。
たかが水ではない!されど水!料理への活用法
たかが、お水って思っていませんか?
されど、お水であることをお忘れなく!
料理人や食品を作るお仕事の人が、材料だけではなく、水へも大きなこだわりを持っているのは、水の味わいや性質によって、料理の味が大幅に変わってくるからです。
そこで今回は「料理」と「水」について、よく考えてみましょう。
軟水は、和食にぴったりのお水
私達日本人が食べ慣れているのが和食であり、飲み慣れているのが軟水です。
家庭料理である肉じゃがやお味噌汁などはもちろん、特に日本料理に関しては素材そのものを活かした味わいを追求しているため、見た目・味・香りを大切にしている日本料理にとってはぴったりです。
硬度が高い硬水は、どことなく鉄臭さを感じる人も多いのですが、軟水はクセや特有の香りもないので、日本料理との相性も抜群というわけです。
軟水でごはんを炊くべし!
日本人にとって、白米は最高のごちそうです。
お米一粒一粒が立っているような、ふっくらとした炊き上がりを望むのなら、軟水で炊きましょう。
少し粘りけがあり、お米本来の美味しさが際立った見事な炊き上がりになるでしょう。
さて、反対に硬水で炊き上げた場合はどうなるのでしょうか?
硬水は軟水に比べてカルシウム含有量が多いため、ご飯を炊くとお米の成分である食物繊維を硬化させてしまうという性質があります。
結果として、炊き上がりも固くなってしまうというのです。
ですから、お米をふっくらと炊きたい時には、軟水をお使いください。
野菜の煮物
冬になると大根や人参、ゴボウなどの根菜がおいしくなる季節ですね。
出汁だけでコトコト煮れば、野菜本来の旨味や甘さが感じられる素朴な煮物が完成します。
素材の旨味を活かしたい野菜の煮物には、浸透性が高く野菜に水分を染み込ませて柔らくする軟水をおすすめします。
同様の理由で、昆布や鰹節、野菜などを用いて作る和風だしも軟水を使用すると良いでしょう。
硬水は煮込み料理にバッチリ
牛肉のワイン煮込み、ビーフシチュー、牛すじ煮込みなどの煮込み料理には、硬水が適しています。
ミネラルたっぷりの硬水を使うことで、お肉のタンパク質と結び付いて、灰汁がどんどん溶け出していくため、お肉が柔らかくなると言われています。
けれども、硬水は独特の味があるので、料理にも反映されるということをお忘れなく。
ちなみに、硬水はマグネシウムがたくさん含まれているので、やはり苦味、香り、風味が独特です。
ですから、香りを楽しみたい料理や飲み物を作るときには、適していません。
硬水の特徴をきちんと押さえて、お水を使い分けていきましょう。
シチューやポトフなどの洋風の煮込み料理だけではなく、洋風料理には、間違いなく硬水がおすすめです。
コシを残したアルデンテに仕上げたいパスタ、カレー、ピラフ、パエリアなどの硬めのお米が合う料理にも、硬水を使ってください。
軟水と硬水を上手にMIXさせてウォーターサーバー生活を楽しもう
たくさんのメーカーから、ウォーターサーバーが発売されています。
ざっとこんな感じ↓
- 恵ウォーター
- クリティア
- オーケンウォーター
- アルビナウォーター
- アクアクララ
- フレシャス
- コスモウォーター
- ハワイウォーター
- クリクラ
しかしながら、そのほとんどの水質が「軟水」です。
やはり日本人は軟水を飲み慣れていますし、赤ちゃんから高齢者までどの年代でも安心して飲むことができるので、どうしても軟水の選択肢が多くなるのでしょう。
でも「やっぱり硬水も取り入れて行きたい」「硬水で水ダイエットをしたい」という人もいますよね。
そのような時には、軟水のウォーターサーバーを軸として使っていき、コンビニやスーパーなどで手に入る硬水をプラスしてMIX使いしていけばよいのではないでしょうか。
硬水は飲みすぎるとお腹を下してしまったり、胃腸への負担が大きくなってしまうので、普段飲む分には、軟水をおすすめします。
硬度による水の味わいや効能の違いを把握しておこう
いかがでしたか?
今回は「水の硬度」による味わいや効能の違いについてお話をしました。
この記事を読む前はもしかしたら、硬水は飲みにくいけどダイエット向き、軟水はとにかく飲みやすいというイメージだけだった方もいるでしょう。
けれども、それぞれのお水に異なる活用法やメリットがあるとお分かり頂けたのではないでしょうか。
是非、水の硬度にもこだわりながら、毎日のウォーターライフを楽しんでいきましょう。