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ひぐらしのなく頃に罪滅し編解説ネタバレ解答まとめ【アニメ】

罪滅し編

旧作アニメ「ひぐらしのなく頃に」の鬼隠し編(1~4話)の解答編が罪滅し編(22~26話)となります。

「ひぐらしのなく頃に 業」の1話冒頭の圭一による魅音、レナの殺害をどう食い止めたらよかったかの解答編です。

「業」では惨劇回避のハッピーエンド後のストーリーなので魅音らは生きていますが、後々ストーリーに鬼隠し編のチップが重要になってくるかもしれません。

これを機に旧作の鬼隠し編から見直してみてはいかがでしょうか。

今回は罪滅ぼし編を紹介していきます。

目次
 

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「ひぐらしのなく頃に」罪滅し編のストーリー

まずは、罪滅し編のストーリーを振り返っていきます。

圭一とレナのゲーム

雛見沢分校で魅音らが「部活」にいそしんでいます。

今回のゲームは水鉄砲を使ったサバイバルゲームで、「水鉄砲に入った水を相手に当てたら勝利」というルールです。

圭一は魅音らに勝利、レナも沙都子の油断をついて勝利し、圭一とレナの一騎打ちになります。

しかしここでタイムアップ、2人の勝負は後に持ち越しとなり、負けた魅音らはコスプレの罰ゲームを受けます。

帰り道、圭一とレナは雛見沢での生活がとても楽しいと語らい合いますが、レナの表情はどこか寂しげでした。

レナを襲うオヤシロ様の祟り

レナは父と2人暮らしです。

母は離婚して家を出ており、有名デザイナーの母からもらった莫大な慰謝料で父とレナは暮らしています。

そんな父に恋人が出来ました。名前はリナという水商売で働く派手な見た目の女性です。

レナは表面上はリナと親しく付き合っていましたが、本能的に彼女を嫌っています。

ストレスにさらされるレナ、かゆみに耐えかねて皮膚をかくと傷口から蛆虫が出てきました。嘘だっ、嘘だっと半狂乱になるレナ、「オヤシロ様の祟りは雛見沢に戻ったんだからもう起きないはずだ」と叫びます

レナの過去

実は両親の離婚のきっかけは、レナが作ったと彼女は思い込んでいたのでした。

有名デザイナーとして稼ぎ頭の母は不倫をしており、レナはその事実を知っていたのです。

父にその事実を隠していたレナは罪の意識を感じ、自分の血管から蛆虫が湧き出てくる妄想に囚われていたのでした。

とうとうレナは、引っ越し先の茨城の中学でストレスにより男子生徒を金属バットで殴打する傷害事件を起こしてしまったのです。

精神科での治療の最中、レナのもとにオヤシロ様が現れて雛見沢に帰れば直ると告げ、事実その通りにすることでレナの妄想は止んだのでした。

レナの頑張り物語

再びオヤシロ様の祟りが起きたのではと疑うレナ、彼女は父のお使いのため興宮へ向かいます。

興宮の喫茶店で時間をつぶしていると別の席から怒鳴り声が聞こえ、そちらを見るとリナがヤクザに寄り添って若い男を脅迫していたのでした。

リナらが喫茶店を出ると入れ違いに、詩音とお目付け役の葛西が喫茶店に入ってきてレナのもとへ近づいてきました。

レナは詩音にリナとヤクザについて尋ねると、彼らは美人局で荒稼ぎしている連中だと教えてくれました。

このままでは父はリナらに財産を全部奪われてしまう、そう思ったレナはリナをゴミ山に連れ出して殺害、同じくヤクザの鉄平もナタで惨殺するのでした。

死体をバラバラに解体していたレナの姿を部活メンバーたちはゴミ山で発見します。

どうして相談しなかったんだと詰め寄る圭一にレナは、去年失踪した悟史の例を挙げて相談なんて無意味、友達なんて当てにならないと魅音ら1人1人の糾弾を始めます。

レナの糾弾を黙って聞く魅音達、それでも圭一は自分ならレナを助けられると説得し、レナは泣きながら魅音らと和解するのでした。

壊れていくレナ

綿流しのお祭りの日、レナらはいつも通り楽しんでいると刑事の大石がやってきて綿流しの日に起きる鬼隠しの件と、悟史は園崎家に抹殺されたのではないかという話をしました。

魅音に疑いを持つレナが図書館で1人調べていると、三四がやってきて鬼隠しの真相が書かれたレポートをレナに渡しました。

そこには園崎家と宇宙人が人を操る寄生虫を使って雛見沢村の住民を支配下に置いていると書かれていました。

蛆虫が血管の中をはい回る妄想に悩んでいたレナはこのレポートが真実だと思い込み、園崎家の秘密を暴露するため戦いを決意するのでした。

失踪したレナを探す魅音と圭一、ゴミ山で隠れているレナを発見した圭一はそのわけを尋ねます。

レナはレポートに書かれたことを圭一に告げ、そして圭一に隠し事があるよねと詰め寄ります。

圭一が引っ越してきた理由、それは東京で勉強のストレスから少女をモデルガンで撃ち大けがを負わせたからでした。

その事実を大石から聞いていたレナは隠し事をする圭一を信じることはできないと罵倒し、圭一はレナの罵倒に打ちひしがれます。

鬼隠し編の記憶を思い出す圭一

翌日、魅音らに圭一の過去の罪を告白すると、突然圭一の頭の中に鬼隠し編の時間軸での記憶がよみがえりました。

鬼隠し編での行為を心から悔いた圭一は、レナに自分と同じ思いをさせまいと固く決意するのでした。

これを見た梨花は奇跡が起きたと一人つぶやくのでした。

圭一とレナのゲーム、再び

失踪していたレナが突然ナタをもって学校に乱入、校舎を吹き飛ばす爆弾を設置して圭一らを人質に取り立てこもり事件を起こしました。

大石に対しレナは園崎家の秘密を公表すれば人質を解放するといいます。

チャンスを見つけて圭一に無線を渡すことに成功した大石は、何とかして爆弾を解除してほしいと頼みます。

レナの隙を見計らって爆弾を探す圭一でしたがレナに見つかってしまいます。

そこへ梨花がやってきて「前の世界では私は頑張れなかった、今回は惨劇を止めて見せる」とレナに立ち向かい、圭一に爆弾を見つけるように促します。

屋根上で爆弾を発見した圭一は爆発まで残り1秒で解除に成功、同じく屋根上にやってきたレナに水鉄砲のゲームの続きをしようと一騎打ちを挑みます。

金属バットをもった圭一とナタをもったレナの激しい攻防、月夜の屋根上での2人の戦いに思わず大石も見とれてしまい、魅音も2人のゲームをここで終わらせてあげてと懇願します。

ついにレナが圭一のバットを弾いてナタを圭一の頭上に振り下ろす刹那、レナは正気に戻ります。

後悔に激しく泣きむせぶレナ、そんな彼女を見て圭一は「お前は凄いよ、自力で自分の罪に気づいたんだからな」と慰めます。

圭一はレナとともに立ち上がり、夜空に向かい「絶対に悪魔のシナリオになんがしたがってやるものか」と絶叫、本章の幕は閉じました。

しかしその夜、雛見沢村に有毒ガスが発生し、住民全員が災害により死亡、後にこの災害は「雛見沢大災害」という名で呼ばれるようになりました。

(アニメでは部活メンバー全員が教室でカード遊びに興じているところを大石が梨花だけを呼び出し、富竹と三四の死亡を告げ、梨花が「まだ終わらないのね、この惨劇は」とポツリと言って「ひぐらしのなく頃に 解」のプロローグへつながります。)

 

罪滅し編の解説

罪滅し編は鬼隠し編とペアの物語で、圭一が魅音らを殺さずに済むにはどうしたらよかったかの解答となっています。

つまり鬼隠し編の圭一の立場が、罪滅し編のレナの立場に入れ替わっているのです。

少し詳しく見てみましょう。

圭一とレナの共通点

まずは2人とも転校生である共通点があります。

魅音や沙都子、梨花と違いよそ者なので村の内部事情に詳しくないため、どうしても周りの人間を疑ってしまい、雛見沢症候群の発症原因になっています。

また2人とも過去に傷害事件を起こし、罪の意識と過去がバレるのではないかという恐れをもっています。

魅音が惨劇の原因?

魅音の不用意さが惨劇を起こしたのではないかという意見があります。

鬼隠し編では圭一に渡したおはぎにいたずらでタバスコを仕込んでおり、その辛さを針がおはぎに仕込まれていたのではと誤解した圭一が、魅音に殺されると被害妄想を起こして惨劇を引き起こしました。

罪滅ぼし編ではリナらの死体をレナに断りなく別の場所に移動させたことで、レナはそれを脅迫材料にするつもりだと勘違いして、学校立てこもり事件を起こしました。

魅音はこれ以後も重大な失態をやらかし、皆を窮地に陥れるのでネットでは「魅音こそひぐらしの戦犯」という声が聞こえます。

レナの行動原理

レナの行動原理は「オヤシロ様への妄信」にあります。

両親の離婚に非常に罪の意識を持っていたレナは雛見沢村の守護神であるオヤシロ様に救いを求めたのではないかと思うのです。

元は雛見沢村生まれのレナは小さいころから、雛見沢の人間は村から離れるとオヤシロ様に祟られるという話を聞いて育ちました。

レナが茨城で傷害事件を起こしたのは雛見沢症候群のせいでしたが、それを知らないレナはその迷信を深く信じ切ったのです。

これ以後もオヤシロ様の存在を感知するレナ、そして羽入(オヤシロ様の一族)を部活メンバーに誘った彼女こそ「ひぐらし」世界のキーパーソンと言えます。

レナがナタを持ち歩いている理由は?

ナタを持っているのは「狂気」の暗喩だと原作者の竜騎士07先生は語っています

ナタは「凶器」であり、それは「狂気」に通じるためレナをしてひぐらし世界のシンボルたらしめるためナタをもたせたとのことです。

罪滅し編のテーマ

しかし犯してしまった罪は罪滅ぼししなければ前には進めない、圭一とレナは罪滅ぼしをすることで惨劇の回避に成功しました。

竜騎士07先生は罪滅し編を「ひぐらしの転回点」と呼んでいます。

ここから梨花と羽入の無限ループを打ち破る反撃の物語に入るストーリーとの位置づけです。

ですから罪滅し編は鬼隠し編の解答編であるとともに、真のひぐらしの解答へ向かう「ひぐらしのなく頃に 解」のプロローグも兼ねているのです。

 

罪滅ぼし編のまとめ

いかがだったでしょうか、罪滅ぼし編の紹介をすることでモヤモヤしていた鬼隠し編の結末にスッキリされた方も多いはずです。

惨劇が回避されて「鬼隠し」は解決しても、「雛見沢大災害」を防止しなければ物語は終わりません。

そのため圭一ら部活メンバーはなにをすべきなのか、そして「ひぐらし」の真相とは一体なにか、それらが「解」で解き明かされます。

ひぐらしの謎の真相に向かうプロローグである罪滅ぼし編、旧作を見返してみることをおすすめします。

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