『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』は、スクウェア・エニックスのホラーゲームです。
ビッグタイトルではありませんが、日本ゲーム大賞2023で優秀賞を受賞。
Steamでも常に9割以上のユーザーから高評価を得ている、とても評判の良いタイトルです。
低価格で、満足度が高く、ファンには熱烈に支持されているのに、なぜか知名度が低い『パラノマサイト』。
近代の墨田区、「本所七不思議」という現在でも有名な都市伝説を使い、プレイヤーも親近感を抱きやすい設定で描かれる偶像劇は、他のホラーゲームとは違う味わいがあります。
ここでは『パラノマサイト』の基本情報の紹介と、ゲームをより楽しむため作中絡んでくる「本所七不思議」の解説をします!
『パラノマサイト』の基本情報

『パラノマサイト』は、2023年3月9日に発売されました。
度々セールで値下がりするタイミングがあるため、比較的手に取りやすいタイトルなのですが、
2026年2月2日~2月18日まで75%OFFという破格のセールをしています!
Switch版は495円、iOSとAndroidでは470円、Steamでも990円となっていますので、気になる方はこの機会に是非ダウンロードしてみてください!
プラットフォーム
『パラノマサイト』はダウンロード版のみ販売です。パッケージ版は無いので、ご注意ください。
- Nintendo Switch™
- Steam®
- iOS
- Android
ジャンル
ホラーミステリーADV
プレイ人数
1人
希望小売価格
- Switch版、Steam版 1,980円(税込)
- iOS版、Android版 1,900円(税込)
CERO
D(17才以上対象)
『パラノマサイト』の概要

『パラノマサイト』は、ホラーミステリーADV。
物語が進むにつれ、複数の登場人物の視点を切り換えながら、呪いの真相を明らかにしていきます。
あらすじ
舞台は、昭和後期の東京都墨田区。
ここに残る「本所七不思議」にまつわる呪いの力で魂を集めると、幻の秘術が使えるというのです。
その幻の秘術とは、死んだ人間を蘇らせること。
様々な七不思議の呪詛珠に取り憑かれた登場人物たちは、会話の中で条件を満たすと呪いを発動させ、相手を殺し、幻の秘術を求めます。

彼らの背景には、不可解な事件の数々が。
謎の投身自殺を遂げた少女。
変死体で発見された警察官。
未解決の誘拐事件。
ある企業の陰謀。
姿を隠した20年前の凶悪犯。
それぞれの思惑が交錯し、呪い合いが過熱する中で、呪いの謎が明らかになっていきます。
現在Steam版『 #パラノマサイト FILE23 本所七不思議』がセールを実施中✨#パラノマサイト をまだ遊んだことがない方に 物語の序盤の流れをマンガでご紹介!
— パラノマサイト FILE23 本所七不思議【公式】 (@PARANORMA_PR) October 31, 2025
本当にこの展開なの?と少しでも気になったらぜひゲームでご確認ください!
お得に始めるチャンスをお見逃しなく!… https://t.co/5bKquQEiwc pic.twitter.com/IqTCuOdsDU
本所七不思議とは?
本所(東京都墨田区)を舞台とし、江戸時代頃から伝承されてきた都市伝説です。
「七不思議」は各所で興り、江戸だけでも千住や馬喰町など数か所でありますが、
その中でも本所七不思議は、落語などで親しまれて来た人気の七不思議です。
都市伝説や伝承にはよくあるように、実際にどの話が七不思議に含まれるのかはいくつかの説があるため、Wikipediaに記述があるだけでも9つあります。
その中でも、今作『パラノマサイト』に関わる七不思議には、以下のものがあります。

置いてけ堀
場所の候補は複数有り、錦糸堀(現在の北斎通りのうち、錦糸一丁目から三丁目)や御竹蔵周囲の堀(横網一丁目及び二丁目)が上げられます。
仲の良い町人同士、そこの堀で釣りをしたら大漁だった。
夕暮れになり上機嫌で帰ろうとすると、堀の中から「置いていけ」という恐ろしい声がかかる。

話の顛末はいくつか種類があり、
それでも魚籠を持って逃げようとすると、金縛りにあうor水の中から伸びてきた手が堀に引きずり込む。
魚籠を置いて逃げかえった場合、後ほど様子を見に変えると、魚籠の中は空になっている。
逃げた後、ゆく先々でのっぺらぼうなどの他の怪異に出会う。
などのパターンがあります。
送り拍子木
場所の候補は、南割下水(現在の北斎通りのうち、亀沢一丁目から四丁目)と入江町(緑四丁目)。
夜回りの際、「火の用心」と声を上げながら拍子木を打っていると、打ち終えた後も拍子木の音が繰り返し聞こえる。
後ろを振り向いても誰もいないのに、音だけが繰り返されるという怪異です。
それが雨の日だったとする話もあります。
落ち葉なき椎
場所は、隅田川沿いにあった平戸新田藩松浦家(横網一丁目)。
その上屋敷にある椎の銘木は、屋敷の外の道を覆うほどの大きさがありながら、なぜか一枚も葉を落としたことが無い。
強風があってもその木だけ葉が落ちないため、松浦家も気味が悪くなり、屋敷を使わなくなってしまったという。
今も、その話のモデルとなったと伝わる木が残っており、伝承を示す看板が立てられている。
馬鹿囃子
本所一帯(現在の墨田区南部地域)の伝承。
囃子の音がどこからともなく聞こえてくるので、その音の出どころをさがしてみても、囃子はまるで逃げるように遠ざかるばかりで、一向に正体がわからない。(音が大きくなったり小さくなったり、聞こえる方角も移り変わるという話も)
囃子を追う内に夜が明けると、見知らぬ場所にいる。
平戸藩主・松浦清がこの怪異に会ったとき、人に銘じて囃子の所在を捜索させましたが、割下水付近で音が消えたのを最後に、招待を明らかにすることはできませんでした。
タヌキの仕業では無いかと、タヌキの捜索も行われたことがありますが、タヌキがいた形跡も発見できなかったそうです。
そのため『狸囃子』と呼ばれることもあります。

足洗い屋敷
場所は、本所三笠町(亀沢四丁目)に住む味野岌之助という旗本の上屋敷。
この屋敷では、毎晩、午前3時頃に、生臭い風と共に天井裏からものすごい音がし、屋敷を揺らし「足を洗え」という声とともに剛毛に覆われた巨大な脚が、天井を突き破って降りてくる。
洗わなかったり手を抜くと足の主が家じゅうの天上を踏み抜いて暴れてしまう。
家人が足を洗ってやると、足は天井裏に消えていくという。
困り果てた味野が同僚の旗本にこの件を放すと、興味を持った同僚は上意の許しを得て上屋敷を交換。
しかし、同僚が移住すると、足の怪異はぱたりと出なくなったという。
消えずの行灯
場所は、南割下水(現在の北斎通りのうち、亀沢一丁目から二丁目)。
寒い冬の夜。
蕎麦屋の行灯が見え、近づいてみると、人の気配が無い。
行灯の火を消そうとしても、なぜか消えない。
この火を無理に消そうとした者には災いがあるそうです。
逆に、ほとんど同じ話で『灯りなしの蕎麦』という話もあります。
この場合は、逆に行灯の火をともすことができないそうです。
送り提灯(ちょうちん)
場所は、大横川近くの法恩寺出村(太平一丁目)。
人気のない夜道を、二人の男が提灯も持たずに歩いていると、道の先に提灯のように揺れる灯りが現れます。
その灯りを目当てに行こうと近づくと、灯りは急に消えてしまいます。
しかし、やがてまた明かりがつくので近づくと、消える。
この繰り返しで、決して近づくことはできない、というお話です。
片葉の芦
場所は、片葉堀・駒留橋(現在の両国一丁目あたりの脇掘にかかっていた橋)。
当初は、風向きの偏りが原因で、その場所の芦は片側にしか葉がつかない、という自然現象の話だったそうです。
それが、時代が下り、江戸時代の頃。
美しい娘お駒は、近所の留蔵からの求愛を断り続けていました。
留蔵はついに腹を立て、所用で外出したお駒を追い、件の駒留橋で襲い掛かり、片手片脚を切り落とし殺害。
その下の堀にお駒の遺体を投げ込んでしまいました。
それ以来、その端付近に生える葦は、なぜか片葉しかつけなくなったそうです。
津軽の太鼓
場所は、弘前藩津軽越中守の屋敷(亀沢二丁目及び緑二丁目)の火の見櫓(やぐら)。
江戸時代の頃。火の見櫓が火災を知らせるとき、通常は板木を鳴らしていました。
しかし、この屋敷の櫓には板木が無く、太鼓を鳴らすようになっていました。
なぜこの屋敷だけが太鼓だったのか、その理由は誰も知らなかったそうです。
他にも、越中守屋敷の火の見櫓では、板木を鳴らすと太鼓の音がするというお話も残っています。
現在、屋敷跡は緑町公園となり、「津軽の太鼓」の伝承を記した看板が立てられているそうです
『パラノマサイト』のまとめ

『パラノマサイト』は、昭和後期の東京都墨田区を舞台に、有名な都市伝説「本所七不思議」と紐づけさせたホラーゲームです。
互いに呪い合うという緊迫の駆け引き。
謎めいた事件。
魅力的なキャラクター。
解き明かされる七不思議の謎。
発売以来、8割後半~9割超という圧倒的高評価を得続ける本作を、是非楽しんでみてください!

