エイプリルフールになると、様々な企業がこぞって趣向を凝らしたエイプリルフールネタをネット上に投下していくのが風物詩。
毎年、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
2024年度も、各々が工夫を凝らしたエイプリルフールネタを披露し、ネット上を賑わわせました。
数多あるエイプリルフールネタの中から、特に面白かったネタをご紹介!
また、嘘から出た実(まこと)、エイプリルフールに紛れた嘘のような本当の告知も別にご紹介します。
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エイプリルフールネタ
2024年の4月1日も、様々なエイプリルフールネタがネット上を賑わわせました。
インターリンク
インターリンクは、インターネット接続、VPN、ドメイン、レンタルサーバといったサービスを提供するプロバイダです。
2020年にネットを介して仕事をするノマドワーク完全移行のためオフィスを閉鎖したり、2022年には”給与そのまま”週休3日制を導入したりと、先進的な企業として話題になることもあるインターリンク。
そんなインターリンクのエイプリルフールネタは、まさかの眼鏡でした。
曰く、『もうスマホの広告でイライラしない!インターリンク、世界初となる“一発で広告を消す専用メガネ”「お前はもう閉じている」発売』
【使用方法】
お前はもう閉じているを装着した状態で、表示されている広告の「×」印に視線を合わせ、できるだけ甲高い声で「Ata」と発声すると広告は「Hidebu」と言って消えます。
※1度に複数の広告を閉じる際は「Atatatatatatata」と連呼してください。
https://www.interlink.or.jp/0401/omatoji/
名前もさることながら、レンズに北斗七星の7つの傷跡が撃たれていたり、お値段が税込9,174(悔いなし)円だったりと、細かいところまで北斗の拳ネタにこだわってありました。
最近、閉じるボタンの当たり判定が狭すぎる広告にイライラすることが多かったので、本当にあるのならほしいですね。(真顔)
サブウェイ
好きな具材を増減したりトッピングしたり、カスタマイズ自在なサンドイッチチェーン店サブウェイ。
そんなサブウェイのエイプリルフールネタは、自由度が高すぎるからこその悩みに応える脳波オーダーシステム「SUBマシーン」です。
「注文がむずかしそう」「なんとなくこんなものを食べてみたい」などと言ったご意見もいただいておりました。
平均5秒の速さであなたの脳波をスキャンして、気分にぴったりのサンドイッチを自動でカスタマイズします。ご提供できるメニューの数は約1,000京通りあるといわれている、サブウェイのカスタマイズからお客様にぴったりのサンドイッチをチョイスいたします。カスタマイズの精度は驚異の98%!
https://www.subway.co.jp/index.html
確かに、慣れていない人は戸惑うかもしれませんが、サブウェイはデフォルトのメニューがあるのでノーマルに頼むこともできるから安心してください。
どちらかというと、サブウェイ以上に商品名が難解なコーヒーチェーン店の方が需要あるかもしれません…
デイリーポータルZ
ジャンルを問わない様々な記事を扱う雑多な記事サイトデイリーポータルZ。
そんなデイリーポータルが打ち出したエイプリルフールネタは、雅なものでした。
「見るべきと おすすめしたい ところなど) 書いてある 全てのテキスト 七五調。七五調 ポータルZに なりました(原文ママ)」
地図のうえ データに従う その姿 まるでライクア ツイスター(元の記事)
デイリーポータルZ (dailyportalz.jp)
マルタイの 棒ラーメンで 焼きラーメン ライスをつけて 焼きラー定食(書き下ろし)
温泉は 椅子さえあれば お湯いらない(元の記事)
防寒具 ないので北見で そろえ旅(元の記事)
杉のヤニ キラキラまるで 宝石だ 燃せばさぞかし 美しかろう(書き下ろし)
卒論を 妻に燃やさる 天心の こころ知りたし 己も燃やす(元の記事)
柴犬の 炊き込みごはんを 作ってみた(書き下ろし)
「暗食」で ストレス解消 やってみて (元の記事)
きのこ山 たけのこ里の チョコの量 比べてみれば いとをかし(元の記事)
ターャジス 春夏秋冬 俳句詠む(書き下ろし)
蘇(そ)を作る 乳を煮る煮る 七種類(元の記事)
唐津にて 銘菓けえらん 食べ比べ(書き下ろし)
迫りくる ハトがほんとに 恐ろしい 名古屋の名所 大須観音(元の記事)
横浜に できた都市型 ロープウェイ 低さが逆に 起こす興奮(元の記事)
顔パネル 景色に添えると 顔はめパネルの 逆のやつ (元の記事)
国名の 語源をたどると 「釣り針」に つながる国は どこの国やら?(元の記事)
上記に挙げられた16の記事は、全て中の文章まで七五調になっているという凝りよう。
これ、やってみるとかなり難しいです。強いこだわりがないと最後まで書き上げることはできません。
もはや七五調職人です。
フタバ食品
サクレなどのアイス製品でおなじみフタバ食品。
フタバ食品のエイプリルフールネタは、サクレの新商品です。
その名も「サクレまるごとレモン」
個人的にも大好きなサクレ。
濃い目の紅茶をかけてアフォガードのようにしたり、ワインをかけたりしてもおいしいので、「サクレまるごとレモン」も本当に商品化したら需要があるかも…?
ちなみに、レモン一個の重さは約80グラム~約200グラムと幅が広いようです。小ぶりなレモンなら、一度購入してみたいですね。
パイン株式会社
どんぐりガムやあわだまもおいしいですが、パイン株式会社といえばやはりパインアメ!
というわけで、こちらもパインアメの新商品といううたい文句なのですが、画像の存在感が違います……
パイナップルとのコラボ商品、
パインアメ味のパイナップル「パインアメパイナップル」発売
とのことです。
パインとパイナップルがゲシュタルト崩壊起こしそうです。
エバラ食品
様々なお手軽調味料で食卓を潤してくれるエバラ食品。
エイプリルフールネタも、エバラ食品を代表する人気商品「プチっと鍋」の新商品です!
プチっと鍋大容量タイプ!
1000人分の鍋が作れる「ドカッと鍋」です!!
大容量と言っても限度があろうに。
にじさんじ
VTuberグループにじさんじのエイプリルフールネタは、まさかのRPGです。
「にじさんじファンタジー-勇者と魔王とエイプリル-」2434年4月1日発売予定!
勇者Side
農業の傍ら、近所に出てくる魔物を倒して生活していたリトは、ある日王都アインジニスから呼び出される。
そこで王から命じられたのは、誰もが恐れる魔王の討伐だった。
魔物がいなくなり、今の暮らしが良くなるなら…とリトはそれを引き受けることにする。
そうして誕生した勇者リトは、王都から派遣された聖騎士フレン、道中知り合った魔法使いサンゴ、いつの間にかパーティにいたエルフのチャイカとともに魔王討伐へ向かっていく…。
魔王Side
美しい見た目をしているが、怒りっぽい性格で周囲から恐れられている魔族の王カエデ。
だが実際は外見だけですり寄ってくる同族や、勝手に怖がって倒しに来る人間を返り討ちにするだけの争いを好まない性格だった。
返り討ちを繰り返すうちに魔王に祭り上げられていたカエデは、ある日臣下から勇者が自らを討伐しに来ることを知る。
「また…?」カエデは追い返すのにもうんざりしつつも、気づいたら四天王になっていたキズク参謀、Dr.ミラン、策士ジョー、軍団長でびとともに勇者撃退に動くことになる…。
https://shop.nijisanji.jp/s/niji/page/April2024
合わせて、こちらは2023年エイプリルフールネタの『魔法少女おじさん』が本当に1日限りの限定再販されました。
こちらは本当に商品化されているので、ややこしいですね…
嘘から出た実(まこと)、本当の告知
エイプリルフールネタは嘘と決めつけてはいけません。
中には、嘘に見せかけた本当の告知も混ざっているんです!
亀田製菓
亀田製菓は2023年のエイプリルフールで、「つらターン」というネタを披露しました。
【悲報】
— ハッピーターン【公式】 (@happyturnkameda) April 1, 2023
亀田製菓から「つらターン」が登場‼️
苦~いパウダーがかかった、
なんともつらい味覚をご賞味あれ#エイプリルフール#つらターンの対義語はハッピーターン pic.twitter.com/RM5HhE6i2Q
この「つらターン」、「食べてみたい」と商品化を望む反響も多かったため、「苦~いパウダー」を「激辛つらパウダー」に変更し本当に商品化しました!
これは確かに、ちょっと食べてみたいですね。
バーガーキング
バーガーキングもまた、嘘のような本当の商品を打ち出しました。
3月28日にモザイク姿で予告された、その名も「ザ・フェイク・バーガー」。
4月1日にモザイクが外れても、本当に販売されるか皆半信半疑で話題になりました。
ホクホクとしたフレンチフライに、まろやかなゴーダチーズスライス2枚を重ね、スモーキーなおいしさが特長の“ブルズアイ BBQソース”で仕上げた、驚きのおいしさの新感覚バーガーです。
キャンペーン詳細 (burgerking.co.jp)
パティを抜いてポテトを挟むとは、グラコロもびっくりの炭水化物バーガーです。
実はザ・フェイク・バーガーという商品は、4年前も販売されました。
その時もパティの代わりにフレンチフライを挟んでいましたが、ソースがビーフ100%のミートソースにマヨネーズだったそうです。
もしかしたら今後も、数年おきにフレンチフライメインのザ・フェイク・バーガーが登場するかもしれませんね!
まとめ
年度初めの風物詩エイプリルフール。
「嘘だとわかっても笑える」範囲の嘘をつくのは、なかなかセンスを問われるもので、中には「不謹慎だ」と叩かれてしまったネタもあるようです。
そんな中、笑ってもらえるだけで終わらず、着眼点に感心させられたり、商品購入に繋がるようなネタは、思わず「うまいなぁ」と唸ってしまいますね!
今後も、上手にだまし、だまされるイベントとして愛されることを願います。